木を読む7 / 30
元と末は、節と木目で見分ける
木が立っていたときの根元の側を元、梢の側を末と呼ぶ。角材や板になって太さで分からなくなっても、節の向きや板目の模様から元と末を見分ける。
理由
玉切りした丸太の根元の側の切り口を元口、梢の側を末口と呼ぶ。木は梢に向かって細くなるので、丸太なら太いほうが元になる。製材して角材や板になると太さの差では見分けにくくなるため、ほかの手がかりを使う。
手がかりは主に三つある。節は、枝が上へ向かって伸びていた名残で、芯から斜め上へ向かっており、節の芯が上へ寄っている側が末とされる。板目に出るタケノコのような山形の模様は、山の先が向く側が末とされる。木口では、赤身の多い側が元とされる。
ただし、これらは現場の経験則であり、見分け方としての科学的な検証は確認できていない。
現場では
- まず節を見る。節の芯が片側へ寄っていれば、寄った側を末と読む。
- 板目の材なら、タケノコのような山形の模様の先が向く側を末と読む。
- 一つの手がかりだけで決めず、節・板目の模様・木口の赤身を突き合わせてから元末を決める。